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OSの選定ですが、 おすすめは FreeBSDです。 Linuxでも問題ないのですが 大抵のディストリビューションはクライアント向けになっているので 要らないデスクトップなどが大量にインストールされてしまい、 ディスクをざっと数百〜1G程度使います。 サーバにはデスクトップは不要なのでもっと小さくできるのです。
また、サーバ向けLinuxと銘打っているものは価格も高いしRDBが入っていたりと やはり、個人には特に不要なパッケージです。 素で入れると小さいDebianっていう手もありますが、 ここはFreeBSDの方がいいのではと思います。

と、以前は思っていたのです。 現在でもサーバOSとしてはFreeBSDの方が性能、容量などさまざまな点で有利だと思っています。 サーバOSは一度運用を開始すると個々のソフトのバージョンアップはしても、 総入れ換えなどなかなかできません。私のまわりでは何ヶ月もNon-StopなFreeBSDが何台もあり、絶大な信頼を置いています。
しかし、認知度、入手性、インストールや設定のとっつき易さ、情報の豊富さなど Linuxの有利な点も重要なファクタです。容量の問題も昨今のHDDの容量と価格を考えると1Gや2G程度のディスク容量など なんということもありません。
安定性に関しても日常、デスクトップにKondaraを使っていますが特に不安定だと思ったことはありません。
セキュリティホールに関しても、 FreeBSDなどは開発チームが迅速に対応してくれており安心感がありますが、 Linuxでも大きな問題には対してはかなり迅速に対応してくれます。

今後、仕事上でもLinuxを積極的に使っていこうと思っているので 手狭になったFreeBSDのサーバの増設ついでに Linuxサーバを評価するためにもOSを入れ換えました。 日頃メインに使っているKondara 1.2です。 自前で作成したカスタムインストールパッケージに いくつかのサーバやソフトをインストールしたものです。

ご自分で構築される場合、手っ取り早いのはLinuxやFreeBSDのディストリビューションか インストール本、雑誌などを買って来てインストールすることです。 ただし、Webなどで検索しなるべく新しいバージョンを選択して下さいね。 出来ればインストール時点での安定バージョンの最新版あたりがいいでしょう。 新しいバージョンは機能、性能が向上していますし、なによりセキュリティが 上がっています。2001/2/14現在は FreeBSDでは4.2RELEASEが最新です。今でしたら4系列が 良いと思います。Kondaraは活発に次期パッケージが開発されていますが 安定板は1.2です。必ず全てのerrataをmph-get upgradeかrpm -Uvhしておきましょう。

インストールはPC-Unixに慣れていない方はインストーラに任せるのが良いです。ただし パーティションは自動で切るよりも自分で切った方が良いです。
古いマシンでディスクに空きが無くても以下の程度用意しておけば十分でしょう。 なを、用途によりもっとディスクが小さくても大丈夫です。インストールセットを 調整してみてください。 サーバに不要なものを入れておくのはセキュリティ上はあんまり良くありませんし、 誉められたものではないのですが、まあ、それほど神経質にならずに行きましょう。

あとの拡張も考えてFreeBSDではこんなところでしょうか

/ 128M 以上
/var 128M 以上 256M-512M程度はほしい
/usr 512M以上2〜4G程度
swap 256M程度

だいたい3-400M程度あればXなしでインストール可能と思います。 特にvarはログやテンポラリ、メール配送、メールボックスなどに使用されるので もっと多くてもいいですね。
Linuxの場合はディスク消費の傾向がちょっと違いますし、 インストールされるソフトも異なるので、FreeBSDに比べ1.5-2倍程度考えておき

/ 256-512M 程度あればいいでしょう。
/var 256-512M程度はほしい
/usr 768M以上2〜4G程度
swap 256M程度

Kondaraの場合,Baseインストールでもない限りXが入る率が高いので、 OSその他を合わせて"/"+"/usr"で600-800M程度必要です。 もちろんインストールセットを 選ぶことでもっと小さくできますが。

なを、スワップは実メモリの2倍といいますがこだわることは無いです。 パフォーマンスが落ちることより動作することの方が 重要なので多めにとる方がいいです。
とはいえ、サーバではインストールされていても動作上Xは不要なので 128M以上あれば大抵OKでしょう。 多量の記事をNewsに蓄えたいとか、MysqlやPostgresqlなどのDatabaseを走らせたい場合は もっと多めにとった方が良いですね。 私の場合とりあえず200M以上は確保しています。

と、いうわけで、1G〜2Gもあれば十分構築可能です。 4Gあれば当分運用可能でしょう。 参考までにbrowncat.orgのディスクの内訳です。

ディスクの容量は6Gで、/boot以外は全てreiserfs使用。運用 3週目位です。

Filesystem1k-blocksUsedAvailableUse%Mounted on備考
/dev/hda9787104 73064 714040 9% / 
/dev/hda1 23302 840 21259 4% /boot 
/dev/hda82104408973764 113064446% /homeメール置き場、webのデータなど
/dev/hda5 21044081002396110201248% /usrnewsスプール512M使用
/dev/hda61052184 78716 973468 7% /var 

更新履歴
2001/5/5 ちょこちょこと修正
2001/3/7 誤字修正など
2001/2/14 Linuxに関する記述追加。その他
2000/10/31 /varの容量に関する記述を修正
2000/9,10 作成など



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Fedora Core,Kondara/MNU Linux,FreeBSD,XEmacs,Mule/Emacs,jed,w3m,Firefox,Netscape Communicator,MetaHTML,apache,jweblint,efstat,Namazu...
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