DDNSについて


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ここでいうDDNSとは WEBなどで更新できるDNSサービスのことを指します。 紛らわしいですがRFC-1995とかにある本物のDynamicDNSとは違います。

DNSとは名前とIPアドレスを相互に結びつけるシステムです。 www.hoge.comという名前を問い合わせるとxxx.yyy.zzz.aaaとアドレスを 教えてくれます。IPから名前を調べることも出来ます。
以下に紹介するインターネット上のDDNSサービスを利用すると、 名前とIPとの対応付をやってくれるので、 CATVやダイヤルアップ接続でも、自分の自宅サーバに対し ドメイン名でアクセスできるようになります。ただし、逆引きはできません。
固定IPで接続している場合でも、無料ないしはとても安価にドメインが とれます。ま、サービス側のサブドメインになってしまいますが...

ドメインが引けるようになるとほとんど普通にサーバを立ち上げることができます。 メールサーバを立てれば、配送から、すぐにメールが届きますし、 当然メールアカウントなども作りたい放題です。 WEBサーバも出来ますし、容量も使い放題。データベースもSSLもSSIもphpもJavaでも何でもありです。
手持ち機器で安価にフルセットのサーバを手元に立てることが出来ます。

これらDDNSにもいくつか欠点があります。

  1. セキュリティ

    これらのサービスを使うとこれ自体がセキュリティホールとなりえます。 すなわちサービス側が甘いと他人の使用しているドメインの IPアドレスを自分のものに書き換えることが可能です。 すなわち、そこでトロイの木馬、ダミーのログインなどなんなりを走らせておけば パスワードなどを知ることが出来るかも知れません。

    また、アドレスを変更された場合、メール配送を横取りされる可能性もあります。 それほど重要なメールは流さないほうがいいでしょう。これは定期的にアドレスを アップデートすることである程度 問題を避けることが出来ます。

    当然、APOP,SSHなどの防衛手段をとっておくのが良いと思います。 たとえ相手が信頼できそうなドメインに対してもplainなデータは流さないことです。

  2. 切断、IPアドレス変更

    メールサーバを固定IPなしで運用するとき、 どうしても接続が切れたり、IPが変わったり、サーバが止まったり することがあります。その場合、当然しばらくメールが届きません。 あまり長い時間止まっているとエラーメールが返ってしまって、 送信側に迷惑をかけることにもなりかねません。

    IPが変わる場合、もとのアドレスにアクセスに行くのは、どうにも避けようが ありません。切断するのが分かっている場合、事前にDNSを停止させるなど の手段をとれば良いでしょう。IPアドレス変更後、しばらくしてから DNSを再登録します。

    なを、この手のDNSサーバの特徴としてTTLがとても短く設定されており、 アドレスの再設定から5分程度で新しいアドレスが引けるようになります

    切断、停止に対策するには

    1. プロバイダのメール転送機能をバッファ変わりに使用する
    2. Secondaryのメール配送経路を用意する
    方法があります。他に良い方法があれば良いのですが。

    wwwサーバはあきらめるしかないでしょう

    友達や知合いのサイトと相互にセカンダリMXになれば 問題発生の率は下がります。

  3. 逆引き

    根本的な問題ですが、逆引きされると利用しているプロバイダの ドメインが返ります。プロバイダによっては逆引き出来ない可能性もあります。 相手サーバによってはそれが原因でアクセス拒否される可能性があります。 逆引き出来ないプロバイダかどうかは一度調べてはどうでしょうか。

  4. DNSトラフィックの増大

    もうひとつ、これらのDNSはTTLが非常に短く設定されているため DNSのキャッシュが有効に生かされないという点です。 用途からいって仕方がないところですが、DNSのトラフィックが増えることは 間違いありません。

と、まあ、欠点を並べましたが、名前で引け、メール配送できるのは、 それを補ってあまりある利便性があります。最初はこんなので運用を始めて 固定アドレス、本当のドメインが使えるようにするってのも手ですね。

現在,知っているサーバは以下のものです

Instat 無料 日本 httpsで更新できる
yi.org 無料 国外 けっこう多機能。セカンダリMXあり,URL転送あり
Dyn.to 有料 月額200円 日本 使ったこと無いので詳細は分かりません


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