●はじめに
SGIから配布されているRedhat Linux 7.1をインストールしてみました。
なにかと問題はありそうなのですが、とりあえずインストールは終了し無事
Linuxとして稼働を始めました。
まだ日本語やXまでは至っていませんが、なかなかいい感じです。
そのままでは若干問題があるのでlinux-vrのkernel-headersをもらってきて、
glibcをはじめとしてほとんどのバイナリを再コンパイルしました。
また、Redhat7.1のjaからSRPMSをコンパイルし、Linux-MCからX Window, 一部ファイルをKondara-2.0からもらってきて日本語環境として動作しています。
以下の手順は、以前行ったもので、現在では再コンパイル版を使っています。これを前提にお読みください。
また、現在も私のSigmarionは一日の大半の時間、延々コンパイルしており、
コンパイラのinternal errorにもめげず、本当にすこしづつ使えるアプリケーションがが増えていっています。
問題はディスク必要量で、ファイルを絞らずに入れるとbaseだけで200M程度。全て入れると600M程度必要です。
いずれは絞り込む予定です。
●準備
- インストールメディアにはMicroDrive 1Gを用意しました。
- とりあえずSGIからRH7.1のmipselとnoarchをがばっとダウンロードしてきます。
- PCCardスロットのあるマシンかCFリーダライターを用意します(eg. NotePCなど)
●やったこと
install.tar.bz2を展開するとインストールパッケージが出てくるのですが、
それではうまくインストールできませんでした。
結果的に手作業でOKとなったのですが、以下に行った手順など。
- クロスのインストールを試みる
Kondara-1.2のノートPCで"./install.redhat mipsel"としましたが失敗しました。
- ネイティブインストールは...OK?
- ブートストラップ用に小さいパーティションにインストール
Linux-MCのベースファイルから"/dev"をコピーし、
その上に適当に選んだファイル類をcpioで展開。
再起動してみて/etc/の下や足らないパッケージを適宜追加。
128Mでぎりぎりなんとかなりました。
- 配布されているファイルを全てMicroDriveにコピー
- 配布のインストールスクリプトは実行中に止まる。なんだかfindrpmスクリプトがちゃんと動いてくれません...あきらめ
- 手作業インストール
結局、上記ブートストラップ環境から手作業でrpmを入れていき、結果OKとなりました。
ざくっと手順を。
- /export/mipselrootにインストール先をマウント
- etcに適当にファイルを準備
- Linux-MCの/devをコピー
- rpm --nodeps --force でbaseline.listにの中のファイルを順に入れていく
- 再起動!すれば概ね立ち上がると思います。
- その他
- XFree86はダメっぽいです
- Linux-MCのXFree86はいけそうなのですが、惜しいところで立ち上がりません。これからです。
- 古いsrpmはコンパイル出来なさそうです
●つつき中のこと
現在Linux-MCからファイルをもらってきて、Xなどをインストールしてみました。
tpcalはそのままOKです。Xはまだ立ち上がっていません。
現在は日本語環境を構築すべく Redhat7.1のjaとかKondara-2.0(実際にはSTABLE_2_0)から
ファイルをもらってきてビルドしたりしています。
順次Kondara 2.0環境にしていければと思います。
- ヘッダに関して
- 以下、ヘッダに関しておかしいかも知れないもの。gccのspecファイルがおかしい?
ln -s /usr/include/linux/stddef.h -> /usr/include/stddef.h
ln -s /usr/lib/gcc-lib/mipsel-linux/2.96/include/stdargs.h -> /usr/include/stdargs.h
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