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FreeBSD+PalmIII
- PalmPilotにはHotSyncという母艦との連係機能がありボタン一つでデータの
バックアップやインストールが出来ます
- 今までのPDAでUnix系のOSと同期が出来るものは皆無(私が知らないだけ?)でした。
Palmは唯一マトモに使える奴です。
- でも、まだ、あんまり書いてないんです。ちょっとづつ増やします。
- 2000/9/10 ちょこっと修正など
- 2000/4/19 ColdSyncに関する記述を追加
- 2000/4/17 Portsに関する記述を追加
- 2000/2/3 gnomepilot追加
- 2000/2/1 coldsync記述追加
- 2000/1/31 coldsync追加
- 2000/1/28 整理など
- 1999/12/12 リンクなどをちょっとだけ追加
- 1999/10/16
開発ツールメモにリンク作成。誤字などの修正
- 1999/? 作成
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ソフトの紹介
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環境の構築
FreeBSDの場合ports collectionに palm というカテゴリがあります。
この中には以下のユーティリティが含まれています。
- coldsync
- 比較的 新しいpilot-linkのようなソフトです。まだ完全ではなく、
発展途上のようですが、基本的にKDEやGTKに頼っておらず単独で使用できる点が良さそうです(conduitはKDE向けのがあるみたいです)
# gnomepilotはバックエンドもgtkを要求するのに閉口しました。
他にいいなと思ったのは
- FreeBSD4.0でugenを使用してVisorのUSBクレードルをサポートしている点
- conduitをサポートしている
- daemon的に動作させることを考えているらしき点
前から思っていたのですが mgettyに手を入れたらlogin,ターミナル,pilot-xferと使い分け出来るのでは?将来的にColdSyncがやってくれるかも知れません。
マイナス点として
- 私的にNetworkHotSyncがToDoに入ったままなのが残念です。
- これは当方の使い方の問題なのかも知れませんがHotSyncしたらHotSyncIDを上書きしたらしき所があります。HotSyncIDはSharewareレジストレーションコードで使用されたりするのであんまりいじらないで欲しいです。詳細は未確認です。
- と思っていたら、GECOSフィールドを使用していることが判明。PalmのHotSyncIDとGECOSフィールドを一致させておく必要があります。ご注意!
- コードが若くまだまだ枯れるには時間がかかりそう(そこが面白い所かも知れませんが...)
- gnomepilot
- gnomeベースのソフトです。gnomeユーザの方には結構いいかもしれません。gnome_ccから設定が出来ます。使い込んではいないですが。
バックエンドでdaemonが走るようなのですが残念ながらその起動にもgnomeが必要です(^-)。従ってgnome環境を使い込んでいる人用ですね
- kpilot
- KDEベースのSyncユーティリティです。conduitもサポートしKOrganizer, PopMailとの同期
が出来るそうです。使っていないのでこれ以上はわかりません。pilot-linkを元に作成
してあるようです。
- pilot-link
- なにを置いても真っ先にインストールしないと何も出来ません。
パッケージに含まれているpilot-xferというツールでバックアップ、リストア、
インストールなど必要なことはほとんど出来ます。
また、Memo,Mail,Datebook,Addressbookなどの組み込みアプリ、Hi-Note,MicroMoneyなど一部のShareware,,FreewareのデータをUnixで読み書き出来るようになります。
- pilot_makedoc
- DOCドキュメントに変換するためのツール。nkfと組み合わせます。(Palmはsjisなため)makedoc7です。
- prc-tools
- gccなどの開発ツールとprc作成ツールなど。Unixenで開発する際にはこれ以外の選択肢はないです。まあ他のを使えといわれても困ってしまいますが。
FreeBSDでもPrc-Tools2.0がportsに復活しました。喜ばしいことです。
開発ツールメモも御覧下さい。
- syncal
- icalとのsyncツール。
- xcopilot
- Palm機のエミュレータ。デバッグやデータの交換に使用できます。
- imgvtopbm
- ImageViewというソフトのデータをpbm形式に変換するソフトです。スクリーンショットなどを母艦で見るとかjpegを持ち歩くなどに使えます。
- jpilot
- Gtkベースでなかなかいい感じのPIMソフトです。日本語も使えます。pilot-linkへのフロントエンドになっています。GUI好きの方にお勧め。
その他のソフト
- html2pdbtxt
- htmlファイルをtxt形式に変換します。これをmakedocでDocに変換して
pilotで読めるようになります。
- MeDoc
- Docフォーマットのドキュメントリーダ。Doc形式の中にインデックスを埋め込んだMeDoc形式のデータを使ってDocに目次をつけることができます。フリーでソース公開されているのでプログラムの勉強にいいです。また、メールのmbox形式からMeDoc形式へのperlスクリプトも公開されています。
- iSilo
- ドキュメントリーダ。独自形式とDoc形式の両方を読めます。独自形式はDocより高圧縮率でHyperLinkつきのStyled Textになってます。makedocより高速なコンバータがあります。htmlファイルも直接処理できます。Linux用ですがbrandelfでOKです。たまに化けるのが玉に傷。これはPREタグが原因のようです。
- Hi-Note
- アウトラインプロセッサ。pilot-linkにツールがついてきます。
あまり使っていなかったのですがなかなか良さそうではありました。
FlashPro
TRGの作成したFlashRomの管理ツール。Palmにインストールしておくと任意のソフトをFlashに焼き込むことの出来るソフトです。ただしWorkPad日本語版ではほとんどFlashに空きがないので使用は×。
しかしながら私と同じようにPalmIIIなどの英語版PalmやサードパーティのROM/RAM増設を行なっている方は必携でしょう。
動作時にメモリを64KB(Flashのデフラグメントで200KB)も要求してきますがWindowsの介在無しにFlashが操作できるのは一回でもWindowsの顔を拝むのは遠慮したい私としてはかなりうれしいです。
メモリの管理も簡単で使い勝手がいいのでApplicationの削除などの
用途にも使用できます。
以前は同社のFlashBuilderIIIというWindows用のソフトを使用していました。
これはこれでいいところがあるのですがFlashProを購入してからは全く使わなくなりました。
もっと他のソフト
その他のPalmwareについては
Favoriteソフトの紹介も御覧下さい。
環境の構築といってもportsがある今となっては何にも必要ありません。
インストールしてバックアップ用のディレクトリを作成し以下の設定を
するだけです。はっきりいってあっけないほど簡単に母艦と同期できます
メールの同期については pilot-mailの使い方をどうぞ
- pilot-linkをインストールした後の最低限の設定です。以下の環境変数を設定すると使えます。
PILOTPORT |
使用するシリアルポートのデバイス名です。FreeBSDでは/dev/cuaa0などになります。
デバイスのパーミッションを0660などにして自分をdialerグループに入れます。
赤外線ポートの指定もOKでIrSync+というソフトでHotSyncが赤外線経由で
行なえます。これはかなり便利です。
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PILOTRATE |
通信ボーレート設定です。
9600baudから57600baud位まででいいところを設定してみて下さい。
ちなみに僕は赤外線の場合は19200で
直接ケーブルで接続する場合は57600に設定するようにしています。
ClockMasterでクロックアップすると赤外線では特に安定性が増すようで
38400baudでも使えないことはないでしょう。
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