はじめに
pilot-templateはPalmOSのプログラムを作成するための雛形を作成するための
ツールです。もとはIan Goldberg氏 <iang@cs.berkeley.edu> が作成され
GPLで公開されています。
このスクリプトを使用するとCソース,ヘッダファイル,リソースファイル,Makefile,
アイコンなどPalmOSプログラムのための最初のファイルの準備を行なってくれます。
便利なのですが、かなり以前よりメンテナンスされていないようですので
これを自分が使用/改良するためのベースとすべく以下の改変を行なったものです。
- prc-tools 2.0対応
- PalmOS3.5開発環境対応
- GNU configure対応
ここで公開するアーカイブに含まれるpilot-templateその他全ての内容について全てオリジナルのライセンスを適用します。
すなわちGNU General Public Licenseに準ずるものとします。
ダウンロード
インストール方法
適当なディレクトリにアーカイブを展開します
tar xvfz pilot-template-1.31+y0.4.tar.gz
コンフィグレーションします。
perlの位置や開発ツールのバージョンチェックを行ないます。
./configure [--prefix=dir] [--bindir=dir]
この時点でカレントディレクトリにあなたのマシンに
適した'pilot-template'が出来ています。
これをインストールします。
手でコピーしてもいいですしmake installしても結構です。
make installではデフォルトでは/usr/local/binにインストールされます。
この場合はroot権限ないしは/usr/local/binに書込み権限が必要です。
configure時に--prefixや--bindirを使ってインストール先を
変更することが出来ます。
make install
or
cp pilot-template /home/<yourdir>/bin
以上です。
使用方法
基本的にオリジナルと同じです。
pilot-template [-pbitm][-palmos*] prcname appname iconname CrID
追加したオプション
-palmos* = -palmos1 -palmos2 -palmos3.1 -palmos3.5など
インストールしてあるSDKのバージョン番号を指定します。
m68k-palmos-gccへの指定と同じです。
ToDo
- pilot-template実行時にprc-toolsのバージョンを指定できるようにする
謝辞
シンプルで素晴らしいツールを提供してくださったIan Goldberg氏に。
更新履歴
2001/10/14 | TABをスペースにした。pbmの作成時にbinmode追加 |
2000/11/15 | 作成,公開 |
連絡先
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